鉾岳 1277m  

宮崎県北方町の鉾岳(ほこだけ)に登りました。大分から3時間、早朝の出発でした。
この方面の山は花崗岩の岩峰を有する山で、行く途中からもう矢筈岳や比叡山の尖った
岩峰が見えました。
鉾岳と比叡山はロッククライミングの名所だそうです。
五ヶ瀬川沿いはちょうど合歓の花の盛りでした。(2007.6.30)

今から登る鉾岳。
鉾岳は雄鉾(おんぼこ)・雌鉾(めんぼこ)と
呼ばれている2つの岩峰をもっています。
真ん中が雄鉾、その右が雌鉾。

鹿川キャンプ場入口の登山口を8時出発。
鳥のさえずりを聞きながら、新緑の中を行く。
おしゃべりもはずむ。
水量が多いのだろう、川の水音が聞こえる。
だんだんと傾斜が増し急登になる。
鉾岳谷の滝に出る。
水量も多い。
水辺はひんやりとして涼しい。
ちょっと休憩。

ツチビノキの生息地
この辺りから世界広しといえどもこの山にし
かないという土斐の木(ツチビノキ)に出会う。
ジンチョウゲ科の植物。
ちょうど今からの時期できれいだった。
雌鉾の滝の水を見ながら。
雌鉾の頂上の岩がすぐそばに見える。
急な坂にははしごがあった。
滑らないように気をつけて。
岩場へ向かう分岐点のところに案内板が
ある。
ちょっと寄り道して雌鉾スラブを見上げてみる
のもよい。
戻ってきて谷を徒渉し、左岸の急斜面を登
って行く。
林道に出ると鉾岳への案内板がある。
2mぐらいあるススタケの中をかき分けて
登って行く。


雄鉾の頂上に出る。
鉾岳 1277m
雄鉾突端からの展望は大崩山や地蔵岳、
日隠山などが一望できるが、下を見れば
絶壁なので足がすくむ。
雌鉾へはいったん谷まで下ってまた登って
行く。
ナメの谷はきれい。そして涼しい。
滑らないように気をつけて。
雌鉾頂上付近。
いよいよ岩場へ近づく。
頂上へはロープだけで。1人づつ登ります。
初めての経験。恐いと思ったけれど登って
みればおもしろかったです。
ヤッホー!!ついに雌鉾へ。
眺望抜群。すごい絶壁。
滝あり、ナメの谷あり、スラブありの変化の
多い山でした。
山の貴婦人“オオヤマレンゲ”にやっと会えま
した。
もう時期が過ぎて諦めていた時一輪、ご褒美
に思えました。感激しました。

ササユリはもう時期が過ぎていました。
いつか会いたいものです。


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コナスビ

ツチビノキ

オオヤマレンゲ

バイケイソウ

ヤマシグレ


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