穂高岳登山 3190m

憧れの北アルプス、奥穂高岳に登ることができました。
人々を魅了してやまない穂高連峰は奥穂高岳を中心に西穂高岳、前穂高岳、
北穂高岳の4つの主なピークからなる北アルプス屈指の山塊です。
標高3000mを超える山々が連なり、荒々しい岸壁、雪渓、高山植物と数々の
アルペン的要素を持つ名峰群です。お天気にも恵まれ素晴らしい山行でした。


                  梓川と明神岳
1日目  上高地〜徳沢園  上高地の景色を満喫                                 
1日目、上高地河童橋を9時出発。徳沢まで。
メンバーは5人。
今回は1人穂高の写真を撮りたいというカメラマンが一緒なのでゆっくりペース。私たちもちょうどよかったです。
昨夜の天気予報ではまだ梅雨が明けていない、北から寒波、
台風4号発生、北上する可能性があるとの予報。
がっかりです。

夜中から雨がガシャガシャ。
朝、雨合羽を着て傘を用意して外に出ると雨は上がっていました。
今日は登りではないので降らなければいいとみな大喜び。
傘をしまい、景色や花を撮りながら歩きました。
下ってくる人が「山は何も見えない、3時ごろ雷がなって恐ろしかった〜。」と言っていました。
梓川右岸歩道を明神池方面へ進みます。
徳沢までの遊歩道は、槍・穂高岳をめざすほとんどの登山者が必ず通るコース。
明日の涸沢へのはやる気持ちを抑えながら、足元の花や木々の新緑、山々の景観に歓声をあげながら歩きました。
針葉樹林の中を木道もあります。ぬれているので滑らないように歩きます。
梓川の上流から下流を見て右側が右岸歩道、左側が左岸歩道。右岸歩道は左岸歩道に比べて多少アップダウンはあるものの木道や階段が整備されていました。
振り返ると六百山もガスがかかって。水墨画のようです。
梓川の清流にはマガモも泳いでいました。
昼食は嘉門次小屋でお蕎麦を。囲炉裏の薪で焼く岩魚の塩焼きはおいしい。名物です。

明治13年猟師にしてすぐれた山案内人、上條嘉門次が明神
湖畔に小屋を建てた。
45歳の時、イギリス人宣教師ウエストンの前穂高岳登頂に
同行する。嘉門次の人柄と登山技術に敬服したウエストンは友情の証としてピッケルを贈り、それが現在でも嘉門次の子孫が経営する嘉門次小屋に残っているそうです。

奥上高地の秘境、神秘的な佇まいをみせる明神池。
明神池は穂高神社の境内にあり、社務所で拝観料300円
払って入る。
池の背後は緑あふれる明神岳が聳えている。
明神橋。これを渡り徳沢を目指す。
明神館で冷たくしてりんごが売られていた。
1ヶ200円也。

河童橋から明神までは2,7キロ。
明神から徳沢までは約3,4キロ。

今日の宿は「氷壁の宿」である徳沢園。
梓川の対岸には井上靖の小説「氷壁」の舞台になった前穂高
岳の東壁が見えている。井上靖がこよなく愛した宿といわれています。
ハルニレの点在する草原は牧場のなごり、その牧草地が
キャンプ場になっている。キャンプ場のテントが色を添える。
先ずはリュックを下ろして名物のソフトクリームをいただく。



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トモエソウ センジュガンビ ヤマホタルブクロ サワギク
ヤマオダマキ クガイソウに蝶 ウツボグサ キツリフネソウ

2日目  徳沢園〜涸沢ヒュッテ   
ゆっくり写真を撮りながらなのでなかなか進みません                          


2日目、朝食を7時に済ませ7時半出発。
徳沢から前穂高岳がきれいに見える。お天気も上々。

徳沢キャンプ場のテント 木漏れ日の中を横尾へ
屏風岩を眺めながら 横尾方面へ 横尾山荘に1時間で着く
徳沢から横尾までは3,8キロ
立派な吊橋の前で記念撮影 横尾大橋を渡り、横尾谷から涸沢をめざす
屏風岩を真近に見ながら わ〜、屏風岩の右岸壁の向こうに北穂高岳が見えた〜
横尾大橋から1時間10分で本谷橋到着 水辺でちょっと休憩 雪解け水は冷たい
本谷橋からはだんだん急登になる 視界が開けてきた 新緑がまぶしい
涸沢岳が見えました! 涸沢ヒュッテの吹流しが見えた!
 雪渓がまぶしい 涸沢ヒュッテはまだまだ
雪とナナカマドの白い花が迎えてくれました 
今日の宿、涸沢ヒュッテ到着14時 
横尾大橋から涸沢まで5,1キロ
テラスでくつろぐ登山者たち  おでんがおいしかった
午後のひととき涸沢カールやお花畑を散策、
涸沢小屋より
美しい姿の前穂高と残雪を望む
キャンプ場 カラフルなテントの花
涸沢岳に沈む夕日 16時32分 夕日を受ける北アルプスの稜線

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ゴゼンタチバナ キスゲ キヌガサソウ ナナカマド
マイズルソウ クルマユリ タケシマラン ミヤマキスミレ

3日目  涸沢ヒュッテ〜穂高岳山荘〜涸沢岳〜奥穂高岳〜穂高岳山荘    岩と雪とお花畑

               涸沢ヒュッテから見る穂高の夜明けは荘厳  5時7分

3日目、いよいよ奥穂へ出発 6時15分 雪が多いので涸沢小屋経由で行く
涸沢小屋から北穂高も見える  ナナカマドやダケカンバの潅木帯を登って行く
涸沢カール 今年は残雪が多いそうだ 岩がごろごろしている
涸沢カール 振り向けば屏風岩が立ちはだかっている 夏の前半はシナノキンバイとハクサンイチゲが主役
岩場注意、石車注意、ガレ場注意のザイテングラード 岩場にミヤマダイコンソウが。向こうは前穂高
穂高岳山荘の直前は雪が多いです 穂高岳山荘に到着、お昼はラーメンを食べました
涸沢岳頂上 3110m  この青空です
山荘にザックを置いて涸沢岳に登る
登り30分、下り20分 眺めは良い
頂上付近、他の山はどうか話も弾む
涸沢岳から見た白出のコルに建つ穂高岳山荘 さあ、今度は奥穂高へ
すぐに鉄梯子です 鎖場も
難所岐阜側に落ちないようにと
奥穂の岩稜 ペンキ印を追っていく
風も強い
奥穂高岳 3190m 日本で3番目に高い山
なんと言っても素晴らしい大展望である
頂上はケルンの上に祠が祭ってある
するどい岩稜のジャンダルム すごい迫力 奥穂から槍ガ岳を望む 素晴らしい眺め
17時、穂高岳山荘の晩ご飯 ごちそうです
ビールで乾杯
3000mからの夕焼け 19時4分
今日も上天気でした

2500m以上に咲く高山植物です。  

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ハクサンイチゲ ジムカデ ミヤマシオガマ ハルユキノシタ シナノキンバイ
ハクサンシャクナゲ ミヤマキンバイ クモマグサ アオノツガザクラ チングルマ

四日目  穂高岳山荘〜涸沢カール〜横尾山荘     いよいよ下山

                  穂高岳山荘より笠ヶ岳を望む  6時36分

4時57分 常念岳より太陽が顔を出す 日の出を待つ人たち
7時半 穂高岳山荘出発 歩き出してすぐにこの天気、霧で今にも降りそう
足元注意 下り時事故多発と注意あり ハクサンイチゲとシナノキンバイのお花畑
幽玄の世界 いろんな景色が見れました 涸沢カールの雪渓
石ころ道より雪の上の方が歩きやすいと雪渓を行く 涸沢カールにて
輸送用ヘリコプターを何度も見ました 涸沢小屋で一休み コーヒーとソフトクリームが名物
涸沢ヒュッテで昼食 ラーメンやおでんがおいしかった  涸沢ッヒュッテ下の最後の雪渓  
振り返ると奥穂と涸沢岳にガスがかかって  16時横尾山荘へ到着 まず温泉に入る

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ハクサンフウロ アオノツガザクラ イワオトギリ ヒョウタンボク イワツメクサ
ミヤマダイコンソウ ナナカマド ミヤマトリカブト マタタビの葉 ニッコウキスゲ

5日目  横尾山荘〜徳沢〜上高地   雨のち曇りのち晴れ
朝食5時に済ませ、7時半に傘をさして出発。
1時間で徳沢園に着き、熱いコーヒーを頂く。ここからは雨も止みだんだん
晴れてきた。
河童橋に11時に到着。ボランティアの方が望遠鏡で奥穂の頂上を見せてくれた。
あそこに登ったんだ、と感激がよみがえりました。
涼しい5日間でしたが、下りて来たら台風4号で飛行機が出るかでないか心配し
ました。12時過ぎに出るということが判りほっと安心しました。

小雨の中を行く 明神館前で休憩  雨も上がりました
徳沢〜明神3,4キロ  明神〜上高地3キロ お猿さんにも会いました
梓川と穂高連峰 無事下りてきました 河童橋のにぎわい
上高地観光センターで昼食 上高地のもう1つのシンボル「帝国ホテル」にて
コーヒーをいただく

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イチヤクソウ ヒョウタンボクの実 エンレイソウの実 ソバナ ハクサンオミナエシ
ナナカマドの実 タマガワホトトギス ツバメオモトの実 シロバナハナニガナ サンカヨウの実