サンクトペテルブルグ

サンクトペテルブルグは「北のベニス」とも呼ばれています。この都市は
至るところに運河が流れ、白夜の季節などはその美しさがいっそう
映えるといわれています。帝政ロシア時代の首都で、ペテログラード、
レニングラード、サンクトペテルブルグと時代とともに名称も変わって
きたように、激動の時代の流れも刻印されています。

エルミタージュ美術館
  サンクトペテルブルグの最大の見所。大英博物館、ルーブル美術館と並ぶ世界3大美術館
  として有名です。1050室を有し、250万点のコレクションがあります。
  ガイドさん曰く「全部説明を聞きながら見ると寝ないで2年かかる。」
  エルミタージュと言えば、皇帝の住居であった「冬宮」が一番有名ですが、実は冬宮、旧エル
  ミタージュ、新エルミタージュ、小エルミタージュ、エルミタージュ劇場の五つの建物から成って
  います。



 琥珀の間の豪華なシャンデリア
 ラファエロの回廊
 
 有名なバチカンの「ラファエロの
 開廊」をエカテリーナ2世が命じて
 同じものを作らせた。
 孔雀時計

 パビリオンの間の呼び物。
 仕掛けは驚かずにはいられない。
 時計を飾る鳥たちは定時になると
 動き出す。
 鶏は鳴き声を上げて羽を動かし、
 梟は頭を回し、孔雀は華麗に尾羽
 を広げる。

エカテリーナ宮殿
  1708−1724年にかけ、ピョートル一世の妻、エカテリーナ一世のための邸宅を建設した。
  鉄柵や門の模様、豪華な装飾を施した宮殿聖堂の5つの丸屋根、そして外壁の装飾彫刻など
  威風堂々である。
  エカテリーナ宮殿の至宝は「琥珀の間」であった。第二次大戦中、ここの装飾は略奪されたが
  現在は完全に修復されている。

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青銅の騎士像
  青銅の騎士像は、外国人(ドイツ人)であったエカテリーナ二世が、ピョートル大帝の後継者
  であることを示そうとして建てたもので、騎士というのはもちろんピョートル大帝のこと。
  北方戦争で戦っていたスウェーデンをにらんでいるのだそうです。


イサク聖堂
  
大きな丸い屋根の建物で、一番上には展望台があり、サンクトペテルブルグの街を見渡す
  ことができます。


宮殿橋
  
ネヴァ川にかかる宮殿橋。ネヴァ川はペテルブルグ発祥の地。今も重要な水路網として注目
  されている。ネヴァ川の橋は船が航行する時間になると寛大にその翼を広げ、雄大な水上に
  またがる凱旋門のようだ