800年以上の歴史をもつ麗江古城は、中国雲南省の北西高原(標高2400m)に位置しています。周囲を山々に囲まれ、きれいな水の流れる山紫水明な所です。
麗江古城はかつて少数民族のナシ族の王都であり、現在でもナシ族の人々が多く居住している。またナシ族の他にリス族、イ族、ペー族、ブミ族等が居住し、漢族より少数民族人口の多い地域である。
1997年12月4日、麗江はその独特な民族文化、町並み、歴史が認められユネスコ世界文化遺産に中国で初めて登録されました。麗江古城とは麗江の美しい街並みと言う意味だそうです。万年雪を頂く玉龍雪山がどこからでも眺められるのがうれしいです。
                                     (2011年9月27〜28日)


白水台  
水量が少なくエメラルドの色合いが見れませんでした。
香格里拉(中旬)県の有名な景勝地の一つ、香格里拉県の東南101kmに位置し、海抜約2380m、その形が段段畑とよく似ている。成因は水中の重炭酸カルシウムが太陽の光に照られ、水分が蒸発して炭酸カルシウムの白い堆積物がだんだん今のように造ってできた。
ナシ族語では白水台は次第に成長する花という意味だそうです。
シャングリラ白水台はナシ東巴教の神聖地となっている。
私たちもお線香をあげました。
中国ナシ民族文化の発祥地の一つである、考証によれば、白水台は最初に神祇としてうやうやしく祭られていた。伝説によれば、ナシ族東巴教の第一世祖のヂンバシロがチベットでお経を学んでから戻ってきて、途中に白水台を経て、それの美しい風景に吸い寄せられ、ここに残って、仏壇を設けて布教した。だから、ナシ族東巴教徒の神聖の所である。
小烏頭

トリカブトの一種でしょうか?濃いブルーがきれいでした。
エーデルワイス

白水台の上の方はいろいろなお花が咲き乱れていました。
ここでエーデルワイスを見るとは感激でした。
白水台の集落と段々畑

どこからかトウモロコシの刈取りの歌が聞こえていました。
虎跳峡

金沙江大峡谷の観光スポット。全長18Kmの峡谷で川幅が最も狭い所で30m。虎が川を飛び越えたという言い伝えがある。
麗江古城

午後6時やっと麗江古城のホテルに着きました。
灯りが点る石畳の街並みを散策しました。
「麗江古城」と言うのは麗江の美しい街並みと言う意味だそうです。

麗江市では観光客の増加に伴って町の美観を損ねないために自動車は入ることはできません。また町の商店ではビニール袋の使用も禁止されています。
夕食はホテルの前のレストランでいただきました。
チャーハンもおいしかった、いろいろな野菜の炒めものもおいしかった、スープも。
麗江の街並み、柳の木が垂れて石畳とよく合っていました。
ここもレストラン、どこもにぎやかです。お客様がいる間は夜遅くなってもお店は開いているそうです。明かりがきれいです。
衣料品店。

店舗がどっと集まっていて、観光客がたくさんです。夜になると麗江古城全体に飾り提灯が点灯しにぎやかです。
麗王大酒店(リワングホテル)

帰ってきたら電飾にびっくりしました。

朝食を買いに集まっていました。
甘海子のロープウェイ駅

下はご覧のとおりお天気がいいのですが山はガスがかかっています。
4506m地点までのロープウェイで行ける。
だんだん雲の中に・・・
東巴(トンパ)文字

ロープウェイ駅で見かけました。
ナシ族が古来から伝えてきた象形文字。お店に飾られていまし
た。世界で現在も使われている東巴文字は世界記憶遺産でもある。
4506mの冰川展望台

玉龍雪山(5596m)は生憎この通り霧の中。
10m先も見えず残念でした。
麗江古城の四方街に戻ってきました。
街中をきれいな水が流れています。その両側には茶屋、みやげ物屋が並んで賑わっています。
獅子山公園から見る玉龍雪山、主峰は扇子従 5596m
本瓦葺の屋根が並んで美しい。
古都の伝統を大事に受け継いでいるのがわかります。
右手の方にはナシ族の王が住んでいた木府の建物がありま
した。
川のほとりでは柳の枝がそよそよとゆれています。
両側にはきれいなお花が植えられていました。
向こうの通りに行く門も立派な建物です。
雲南省の少数民族ナシ族のおばさん。。女性の白い襷(たす
き)は交差していると既婚者、交差していなければ未婚者だそ
うです。


各地から集められたお茶が、ここを通って各地に運ばれたとか。そんな名残が古都の街中に残っている。
道は磨かれた石畳で落ち着いた雰囲気です。麗江の街を見下ろすように、雪を冠した玉龍雪山が聳え立っている。



麗江は茶葉古道の中継地であり、古くから南方シルクロードや茶葉古道の要塞地として栄えた場所です。また、プ・アール茶の本場
麗江ガイドの美人、孫さんからお話を聞く。
四方街の入り口の水車。
たくさんの人が水車を背に記念写真を撮っていました。
玉泉公園

清々しい景色です。
玉龍雪山から流れ出た水が溜まって、湖のようになっています。
その湖が美しいから、玉泉公園という名前になっています。

街の至る所から玉龍雪山の雪を頂いた山が見えます。
やはり主峰は雲の中。
ボートでお掃除?
公園から出たらちょうど学校の下校時間に出会いました。
親のお迎えでごった返していました。
一人っ子政策のため大事に育てられているのでしょう。
麗江空港から宵闇せまるころ。

いよいよ旅も終わりに近づきました。
麗江の空港から昆明へ、今夜の宿です。
麗江の空港で1時間ほど飛行機が遅れるとのアナウンス、早速夕飯のお弁当が出ました。1時間の遅れというのにびっくりです。
昆明についてまた夕飯のおいしい中華料理、太りますね。

翌日昆明空港から上海へ、上海から福岡空港へ、大分へ帰り着いたのは23時でした。

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